劇団向け雑誌掲載されやすい宣伝資料の書き方講座 + 後日談

扇町ミュージアムスクエアでプレス対策を考える演劇人の集まり

大阪・扇町にあった伝説の小劇場「扇町ミュージアムスクエア(OMS)」にて、関西小劇団の制作担当者さん向けに「マスコミ受けのいいプレスリリースの書き方講座(タイトルうろ覚え)」を開催しました。

開催時期については覚えていないのですが、1993〜1994年頃ではないかと思います。

当時の関西演劇界では、なぜか「プレスリリース」という概念がほとんどなく「公演企画書」という資料が掲載情報として、劇場や劇団から編集部に郵送かFAXで届いていました。

編集部演劇担当デスクは、それをもとに紙面に掲載するかしないかを検討し、掲載する場合は取材するという段取りです。

とはいえ「公演企画書」には、劇団名・開催日・場所・公演タイトル・簡単な公演内容しか書いていないことが多く、取材しなければ紹介することもできないケースが大半。

また「公演企画書」の多くはワープロ打ちのコピーで、大学ノートの切れ端にシャープペンで書いてきた学生劇団も少なくなく……面白そうなのにこれではマスコミが掲載するわけないだろう……こりゃあアカンと思ったものです。

そこで「扇町ミュージアムスクエア」のプロデューサーさんに相談して、劇団の制作担当者さん向けに同講座を企画しました。

扇町ミュージアムスクエア

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当日は泣き出す参加者も……後日談

具体的な内容についてもよく覚えていないのですが、当時演劇以外に、映画やゲームページなども担当していたこともあり、他業界のプレスリリースを参考資料として紹介したりしました。

参加者は5名さんくらいで、ほぼ取材でお会いしたことのあるメンバーばかり。

そのなかで、劇団と劇場やマスコミなど“劇団外”との狭間で苦心している制作担当者さんが「座長が私の苦労を分かってくれなくて、宣伝や雑用でがんばっているのに」と泣き出す場面も。

勉強会

……のちのち大昔のデータが見つかれば当日の配布資料も出てくるかもしれませんが、いま思えば、なんにしてもまだまだ稚拙な内容だったようにも感じます。

さらにその数年後、東京で開催されていた、演劇集団キャラメルボックスのプロデューサー・加藤昌史さんの「演劇制作講座」に参加。

劇団のただの制作ではない、製作、演劇プロデューサーという立場の重要かつ必要性を実感し、
それら内容ものちに関西の演劇関係者さんにシェアしました。

その頃には、ある法則も自分のなかにできてまして。

プリスリリースと劇団のクオリティは比例する。

しかし、2000年代になると、完成度の高いチラシデザインやプレスリリースでも、公演がおもろしくないということも少なくなかったようにも。

パソコン(DTP)やマスコミ対策マニュアルがより普及して、コトバとしてはあれですが、小手先のクリエイティブが増えたのかなと感じたことも覚えています。

2018年現在、最近の演劇業界についてはまったく分かりませんが、ネットの公演告知などを見かけるたび、あの頃感じていたことを思い出したりします。

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